突然の体調不良やイライラ、不安感、倦怠感は、自律神経の乱れが原因かもしれません。
自律神経とは、アクセルの役割を持つ「交感神経」とブレーキとして働く「副交感神経」のバランスによって調節される呼吸・消化・分泌・排泄などの機能維持神経です。
女性はホルモンの影響で自律神経が乱れやすく、原因不明の頭痛や胃腸症状に悩まされる人も多いでしょう。
今回は自律神経の仕組みと、自律神経のバランスを整えて理想的な身体の状態をキープする方法について解説します。
季節の変わり目で体調を崩しやすい方、生理前・中・後に不快な症状を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
自律神経が乱れるとどうなるの?交感神経と副交感神経の働き
日中の活動時に交感神経が活性化し、夕方以降には副交感神経が優位な状態に切り替わることが理想です。
交感神経が優位な状態では心拍数や血圧が上昇し、胃腸の働きは低下します。
これは体を活動的にするために必要な機能であり、仕事や運動、学習のタイミングにおいてより良い効果をもたらすでしょう。
いっぽう副交感神経が優位になると体はリラックス状態になり、心拍数が低下して筋肉が緩み、腸の蠕動運動が活発になります。
疲労回復や消化の機能を高める、体を休ませることに専念するための神経です。
交感神経と副交感神経がどちらも適切なタイミングで切り替わり、適切な働きをしている状態は「自律神経のバランスが取れている」と考えられます。
しかし、日中に副交感神経が優位になったり、夜間に交感神経が優位になったり、それぞれの神経が過剰に働いたりするとさまざまな体調不良を引き起こすでしょう。
現代人はずっと交感神経優位!?副交感神経へのスムーズな切り替えのために
長時間の労働や移動、家事や育児、介護の過酷さにより、現代人は一日のほとんどが交感神経が優位な状態になっています。
ストレス解消や疲労回復、快眠には心身をリラックスさせる必要があり、夕方以降は副交感神経を優位にすることが大切です。
しかし帰宅後も忙しく、時間に追われるような生活を送るうちに、交感神経から副交感神経へ切り替わるタイミングを逃してしまう人も多いでしょう。
交感神経が優位なままでは腸の蠕動運動が低下してしまい、便秘につながります。
強いストレスを感じると自律神経の働きによって強制的に副交感神経へ切り替わり、この反動から下痢を引き起こすケースも少なくありません。
便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群の人の自律神経を調べてみると、交感神経と副交感神経のバランスが非常に悪くなっていたという検査結果もあります。
現代人は特に心身をリラックスさせるための生活習慣が大切です。
夕方以降は激しい運動やストレスの多い仕事を控える、腹式呼吸やゆっくりした動きのストレッチをするなど、副交感神経を優位にするための行動を取りましょう。
最近体の調子が悪いという方は、自律神経のバランスを整えることから始めてみてください。
夕方以降、副交感神経への切り替えをスムーズにするためには、日中の活動も大切です。
日中は早足ウォーキングなど有酸素運動をして交感神経を活性化させ、夜はゆっくり体と心を休めることを心掛けましょう。